追悼 藤間生大先生

 『秩父風雲録』を頂いた藤間生大先生が12月10日逝去された。105歳。『埋もれた金印』が著名。
 もう50年も前に、私は北浦和の藤間宅の2階に集まって先生の娘さんたちとファシズムの学習会をした。階段が書籍と文具類で埋まっていたのが印象に残っている。秩父事件顕彰運動にかかわり、あのとき助言を頂いていればと後悔した。気づいたときは熊本商科大学に出向されていた。
 北海道で小池喜孝先生の井上伝蔵掘り起こしに触発され秩父事件に入門した私は、頭書の本を知り、先生たちの「国民的歴史学運動」を『歴史評論』誌を通して知り、石母田正先生の『歴史と民族の発見』や都立大生の中沢市朗先生たちの『岩間を割るしぶき』に感激した。齢8、90代になっても古代から近代まで、東アジア世界を研究していることを娘さんから聞いて、大変な刺激を受けた。
 先生のご冥福をお祈りいたします。合掌。(鈴木義治記)

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